全天候型の温室『フローラルドーム ふらら』では珍しいお花が咲きはじめました。
まずは『名護蘭』です。(一番上の画像)
沖縄県名護市の名護岳で発見されたこの蘭は、乱獲のために絶滅寸前となり、「幻の蘭」とも言われているそうです。
木や岩の上に着生して、3cmほどの可愛らしいお花を咲かせます。
辺りには上品で爽やかな香りが漂っていますよ。
隣には『筬蘭(オサラン)』も咲いています。
次は『八丈千鳥』です。(2番目の画像)
近年、伊豆諸島の八丈島で発見されたガクアジサイで、真っ白の装飾花が八方に飛び立つようです。
最後は『メディニラ マグニフィカ』です。(3番目の画像)
「熱帯の宝石」の異名のあるこのお花は、ブドウの房のように丸いつぼみがつきます。
これから次々とお花が花開いていきますよ。
今、山中湖周辺では不思議なことが起きています。
早春に他の木々に先駆けて白い花を咲かせるコブシとサクラが同時に咲いているのです。
例年、山中湖ではコブシは4月上旬に、サクラは4月下旬に開花しますが、今年は3月から4月にかけて寒かったために同じタイミングで花開くこととなったようです。
山々の緑が萌えるのはもう少し先となるので、コブシとサクラの白とピンクの淡い色合いが優しく目に映ります。
こちら花の都公園でもようやく木々が色づいて来ました。
サクラは園内『清流の里』でお楽しみいただける他、山中湖へと向かうサイクリングロードに沿って小振りなフジザクラが並んでいます。
チューリップも日一日と開花が進んでいますが満開となるにはあと数日はかかりそうです。